歴史

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【海音寺潮五郎徴用記 6】クアラルンプール駐在

引き続きクアラルンプール駐在当時の海音寺の行動を、「コーランポーの記」の記述内容を中心にみてみたい。 クアラルンプール暮らし 海音寺らは都合4度宿舎を移動しているが、最初はガーデン地区にあったもとイギリス人の住宅だった。 この宿舎には10日...
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【海音寺潮五郎徴用記 5】マレーの宣伝班

1月12日午前1時半に、第25軍司令部はクアラルンプールに入った。 海音寺自身、1月中旬にクアラルンプール入りしたと述べている。 一月の中旬、砲声を聞きながら入ってから今日まで動かないのだから、完全に九ヶ月、コーランポーに駐屯していることに...
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【海音寺潮五郎徴用記 4】砲弾と左遷

上陸 12月27日午前9時、輸送船はシンゴラ沖に投錨する。午後2時下船し、ランチで陸地に到着。 船着場を降りると小高い丘があり、そこをのぼったところが碇泊場司令部だった。   一行はその前の並木の蔭で小休止を取るが、その道の突き当たりで市場...
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【海音寺潮五郎徴用記 3】船上の文士たち

アフリカ丸 マレー・ビルマに派遣される徴用員が乗り込んだ「アフリカ丸」は、もとは南米航路の貨客船だったが、陸軍に徴収され、輸送船になった。 ここでもまた、マレー組とビルマ組の顕著な待遇差があった。マレー組の船室は、倉庫であった船底を改装した...
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【海音寺潮五郎徴用記 2】徴用・入営

徴用令書 徴用令書というものをとどけられ、いきなり本郷区役所へ集合を命じられ、身体検査をされたのだ。当面病気がないと見られたものは徴用と決定する。(「戦争の横顔」寺崎浩) 海音寺は徴用令書が届いた日を「11月10日頃」、本郷区役所への出頭日...
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【海音寺潮五郎徴用記 1】徴用時代年譜

以前のブログにまとめた記事をリライトして転記します。 歴史小説家・海音寺潮五郎の徴用時代を年譜にしてみました。 海音寺は徴用体験の詳細を著しておらず、随筆等でその一端が窺えるのみとなっています。そこで、同時に徴用された作家たちの記録から、海...
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夢を実現させるために手段を選ばない人生! 虹の翼(吉村昭)

わたしのキャリア教育コーディネーターの師匠から、「仕事の壁にぶち当たったとき」の体験を高校生に語るプログラムのためのインタビューシートの記入を依頼されました。 どんな高校生でしたか?という高校時代の振り返りから始まり、自分の仕事を分かりやす...
エンジン01

【レポート】水戸黄門とは誰なのか?@オープンカレッジin水戸(2017.02.18)

『オープンカレッジ in 水戸』2時限目は『水戸黄門とは誰なのか?』を選択。 オープニングシンポジウムでも盛り上がった、水戸黄門についての話題はまだまだ言い足りないという磯田道史先生。 一般的にはテレビドラマでおなじみですが、実像はあまり知...
エンジン01

【レポート】みつめる歴史 明治維新は水戸から始まった!@エンジン01オープニングシンポジウム(2017.02.17)

エンジン01文化戦略会議が2月17日から19日の三日間、水戸で行われました。 エンジン01は著名な講師・ゲストが地方で出前授業を行い、各地の文化の深まりと広がりを目指すボランティア集団です。今回の水戸でも150名を超える講師陣を迎えましたが...