心はキッズ、体力はシニアのみやこです。よろしくどうぞ。
上野にある、国立国会図書館国際子ども図書館に行ってきました。
激走戦隊カーレンジャー情報が載っている『テレビマガジン』などの児童雑誌や絵本が閲覧できるからです。貸出はありませんが、公共図書館ですから閲覧するのに料金はかかりません。
ありがたい!
国内随一の所蔵資料数を誇る児童書専門図書館、というとちょっと近寄りがたいイメージを抱いてしまうかもしれませんが、本が好きなら子どもから大人まで誰もが楽しめる素敵な施設でした!
記事内容は訪問時の情報をもとに書いています。
掲載情報と実際の状況が異なっている場合があります。
ご訪問の際には事前にお店にお問い合わせいただくなど、ご確認をお願いします。
児童書研究資料室
私の目当ては多数の児童雑誌が閲覧できるここ!
調べ物をするための部屋なので、この部屋だけは18歳未満は入室できません。
持ち込み制限について
持ち込み禁止のものは資料室前にあるコインロッカーに預けて、必要なものだけ備え付けの透明ビニール袋に入れ替えて入室するという手順です。
貴重な資料を守るための取り組みなのでご了承くださいってことだね。
利用方法は国立国会図書館と大体同じなのですが、コピー料金の支払いは児童書研究資料室では現金のみです!
国立国会図書館だと電子マネー払いが可能だったので油断していました(;´∀`)
閲覧手順
部屋の中に入ると、本棚に児童書がずらっと並んでいるけれど、ほとんどの雑誌や本は地下の書庫にあるので申請して受け取り、やっと閲覧できます。
- 1資料室内の端末で資料検索
蔵書が書庫にある場合は端末上で利用申請(一度に5冊まで)
- 2資料が受付カウンターに届く
資料が到着すると端末に表示されます
資料をコピーするときは端末から申請用紙をプリントアウトして、該当ページを記入します - 3(コピーするとき)資料と申請用紙をカウンターに提出
コピーができると端末に表示されます
コピー料金は受け取りカウンターでの支払い
何をするにも職員さんに申請するという手順をふみます。
読みたい雑誌がたくさんあるときは出庫→閲覧→コピー→入庫→出庫……っていうサイクルを何度も繰り返すので、忙しなくてほんとすみませんって気持ちになった。
ちなみに『テレビランド』などすべてデジタル化されている雑誌や本もあります。
デジタル化されたものは、検索→閲覧→コピー申請まで端末上で完結しますし、国立国会図書館東京本館や関西館でも閲覧・コピーが可能です。
時間が足らない
利用時間は多めに見積もっておくことを強くおすすめします!
初めて訪れる場合はICカードを作る必要がありますし、端末操作もちょっとわかりにくいところがあるので慣れるまで時間がかかりますし、書庫から出してもらうのも1回におよそ5分程度かかりますし、つい熟読しがちなので閲覧も想像以上に時間かかります!
しかも、閲覧しているうちにあれもこれも見たくなってきてしまう……。
上野駅から徒歩15分
JR上野駅から歩いて15分。上野公園を抜けた静かな場所にモダンな建物があります。
駅から15分という距離そして通りから奥まった立地が、静かで落ち着いた雰囲気の図書館にぴったり!
この距離この雰囲気。上野の森にある美術館や博物館めぐりに疲れて、ちょっと休憩したいってときにうってつけです。
そう、本に用事がなくても利用できるんですよ。ありがたいですね。
エントランス正面のカフェからは美味しそうなカレーの香りが漂ってきて、中庭でくつろいでいる女性グループの姿も見かけます。このカレー、500円しないんですよ。今度食べてみよう。
カフェに入らなくても、そのすぐ横にテーブルと椅子が用意されていて、持ち込みのお弁当なども食べられるようです。
建物がエモい
国際子ども図書館は旧来からのレンガ塔と2015年に増築されたアーチ塔で構成されています。
2階のアーチ塔に入るときの自動ドアが、よくあるガラス製ではなく金属製なので、秘密基地みたい!!
扉が開く瞬間は最高にワクワクしました!!
実際、アーチ塔2階は古今の児童書・児童雑誌が閲覧できる児童書研究資料室なので、本の秘密基地といえばそうなのかも。
アーチ塔の大部分は、ガラス張りになっています。
静かなのに明るい雰囲気で、例えるなら昭和生まれが夢見た「未来」の雰囲気そのまま。
対して、レンガ塔はもともと明治39年に建築された帝国図書館。
漆喰の装飾、高い天井から吊されたシャンデリア、支えのない回り階段……ロマンたっぷりのルネサンス様式に、思わずうっとりしてしまいます。
歴史的建築物であるレンガ塔とアーチ塔の最新建築が見事に混ざり合って、美術品を見ているような気持ちになりますね。
国際子ども図書館では、スタッフさんが建物の歴史や見どころを案内してくれる無料ガイドツアーも行なっていますよ。
子連れでも楽しい
子ども図書館と銘打っているだけあって、本が好きな子どもを連れて行ったら1日中楽しく過ごせることと思います。
小学生以下の子どものための絵本や児童書を揃えた「子どものへや」、中高生向けの資料室「調べ物の部屋」など年齢別に部屋を区切ってあって、すごく使いやすいです。
もちろん、「子どものへや」は絵本の読み聞かせOKです!
また「おはなしのへや」で開かれるイベント「子どもためのおはなし会」は、職員さんがおはなしを読み聞かせてくれます。
4歳以上小学1年生までの会と小学2年生以上の会と年齢別に楽しめるおはなしを選んでいるのです。
1人で読むのとは違ったおはなしの楽しみ方にふれることで、お子さんの読書への関心が高まりますね。
小さいお子さん連れのために専用の授乳室や、靴を脱いで休めるスペースもあります。
上野公園に子どもを連れて遊びに来たとき、子どもが疲れても子ども図書館で休ませることができますね。
ぜひ覚えておいてください。