BSプレミアムで放送されていたクレージーキャッツの映画を見ましたよ。
やーばい、めっちゃくちゃ面白かった!!
特撮ファン、特に激走戦隊カーレンジャーが好きならこの映画も面白く見られると思う~!
- ギャグ
- 歌
- アクション
がごった煮になってスピーディーに展開していくはちゃめちゃなストーリーなので、カーレンジャー好きと「大冒険」が好きな層って被っていると確信してます😀
肝心の特撮ですが、特技監督は安心と信頼の円谷英二!
オープニングのタイトルバックでは1965年当時の東京の空撮が流れてぐっと惹きつけられ、物語後半の潜水艦やミサイルがじゃんじゃん出てきてくるシーンは子ども心が沸き立ちます!
以下、楽しかったポイントを挙げてみますね。
「大冒険」は明るい雰囲気
クレージーキャッツのコメディ映画っていうベースがあるから当然なのかもしれないけど、それにしても現在のコメディ映画とは根本的になんか違うんすよ。
たぶんね、高度経済成長期って日本全体がこの映画みたいに勢いがあったと思うんだ。
あとやっぱり主演の植木等の笑顔!
すごくね? 下がり眉毛で笑うために神様が作ったような顔じゃね?
その植木等が腹から思いっきり声出して笑うんだもん、見てるこっちも笑えるわ。
植木等は元体操選手で雑誌記者の植松という役どころなんだけど、ちっちゃいことは気にしない、女性に冷たくされてもネクストチャレンジっていうかなりお気楽な性格なので、だいたい笑ってる。
こんな笑顔が始めっから終わりまで出っぱなしなんだから、すっごい明るい雰囲気にもなるよね〜〜!
「大冒険」はスラップスティック
ギャグの殆どは、「壁に穴が開く」「会社のお偉いさんがビールの泡まみれになる」「階段から滑り落ちる」といったドタバタコメディなので、老若男女問わず楽しめます。
こういう笑いって最近あんまり見てなくない?
だから余計に楽しいのかな〜!?
「大冒険」の歌と劇伴
歌が頻繁にでてくるんだけど、ミュージカルではないのです。鼻歌も多いし。
擬音語ばっかりで意味がよく分からない歌詞を景気のいい調子で歌うもんだから、なんとなく「おかしみ」が出てくる。
理屈じゃないんだ、雰囲気を感じろ!
劇伴も軽快なトランペットの音色が多いし、主題歌は『大冒険マーチ』だもん。
気分が上がる!
「大冒険」のアクション
意外なことにこの映画はインディージョーンズばりにアクションに次ぐアクションの連続で、世界初のワイヤーアクションを使用した映画と言われています。
しかも主演の植木等はほとんどスタントを使わないで撮影されたとか。
当時40歳手前の大スターになにやらせてるんだ、とも思うけどこれが有名なアクション俳優に全然見劣りしない!!
クルマの屋根にしがみついたり、クルマからクルマへ飛び移ったり、ビルの屋上から飛び降りたり、爆発や着弾を避けたり、ありとあらゆるアクションがてんこ盛り!
今だったら、ゴールデンボンバー主演でCGなしの体当たりアクション映画を撮るようなものでしょうか。
体張ってる演技って、なんでこんなに心を揺さぶるんだろう!?
ラスト近くの火薬てんこ盛りのシーンは、よくこんなところに生身の俳優を入れたなあと圧巻でした!
「大冒険」の特撮
ミニチュアも合成もアナログの味わいがあってすごく楽しい!
とくに終盤はほとんど戦争映画のような迫力があるし、ミサイルによって島が崩れ落ちるシーンは東宝の特撮技術が光るところです。
コメディ映画にこんなにすごい特撮入れちゃうなんて、怪獣映画じゃないのに!!
こればっかりは言葉で説明するより見て感動したほうが早い!
「大冒険」のストーリー
主人公の植松が警察と国際陰謀団から追いかけられるという展開でストーリーなんて無いと同じなんだけど、最終的に地球規模のピンチを救うのが「いたずら心」だったっていうのが、「腐った芋ようかん」で暴走皇帝エグゾスを倒した激走戦隊カーレンジャーを思い出さざるを得ない(カーレン脳)。
逃げている最中に犬山城の天守閣で観光するし、そのまま歌い踊る超展開なんて意味不明すぎて笑える。
そういうハチャメチャな展開、大好きよ。
結婚パーティーがラストシーンっていうのもカーレンに似てるし!!
まとめ
ギャグ・歌・アクションが次から次へとやってくるので、ほんとにあっという間に終わってしまった。
この記事書くために見直したんだけど、見入ってしまって書けなくなる罠。
クレージーキャッツ結成10周年記念映画と堂々謳っているだけあって豪華なことは間違いないんだけど、この映画の面白さって色んな意味で激しいところだと思う!
今じゃ絶対リメイクできないし笑
公開当時見れたひとは幸せだなー。マジ羨ましい!
私も映画館で見て大勢で盛り上がりたかったわーー!
以上!