トークイベント『今の私の生きる道』 Vol.16 ゲスト:本橋由香(2019.08.10)

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激走戦隊カーレンジャーでイエローレーサー志乃原菜摘役を演じられた本橋由香さんがトークイベントに出演されるということで、行ってきました〜!

ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』で生徒の保護者役を演じられた由香さんをみて、『電磁戦隊メガレンジャーVS激走戦隊カーレンジャー』でのキュートな学生服姿を思い出し、時の流れと由香さんの積み上げたキャリアを感じましたが、登壇した由香さんは気取りなく溌剌とした笑顔がとても可愛く、雰囲気もカーレンジャー関係のイベントで会いに行っていた当時と変わらなくて、勝手に同窓会気分になりました笑

救急戦隊ゴーゴーファイブのゴーグリーン・巽ショウ役を演じた原田篤さんのお店『G-Trip-AKASAKA-』が会場で、司会進行も原田さんが担ってくれました。

こちらのトークイベントもお店に行くのも初めてで、しかも1人参加だったのでじつは心細さMAXでした💦

今回は『G-Trip-AKASAKA-』10周年記念行事の一環で、前日に朝倉圭矢さん、由香さんの数時間前に宮澤寿梨さんという、戦隊シリーズ経験者が連続して登壇されるスペシャルなイベントでした。

客層も毎回違っていて、由香さん回は宮澤寿梨さんからの流れで連続参加されているG-Trip常連さんが多いような感じでした。たまたま常連さんが多い付近の席に座ってしまったぼっち参加者の私、イベントが始まるまでの時間が少し居心地悪かったですね…😢

『今の私の生きる道』というトークイベントは、ゲストが人生のターニングポイントを迎えるまでとその後のキャリアについての考えを語るという趣旨で行われていて、ゲストが戦隊シリーズ経験者でもその当時の話だけでなく、ゲストの生き方を深く知れるのでファンにとってはとてもありがたい機会です!

原田さんと由香さんは出演当日に初めて対面されたそうで、19時から開演するのにもかかわらず18時を過ぎても会場に到着しない由香さんにハラハラしたそうです(撮影で顔についた血糊を拭いていて遅刻したそう笑)。

お互いをよく知らないお二人でしたが、共通点の戦隊撮影あるあるトークや現場の雰囲気の違いを交えてトークも会場も盛り上がりました!

本橋由香さんの自己紹介

「自己紹介が一番苦手かも…」と苦笑いしながらの由香さん。

練馬区出身でカーレンジャー撮影当時は自転車で東映撮影所に通っていました。
余談ですが、芋長こと大泉学園の「満月」もご近所だそうで、プライベートで芋ようかんを買いに行ったと雑誌インタビューで答えていらっしゃいます。

友達の付き添いでオーディションに誘われて合格、という経緯から芸能のお仕事をやる気はなかったものの、親に相談したところ「やってみろ」と後押しされて芸能界入りすることになった14歳の由香さん。

すぐにCMや学園ドラマに出演が決まり、遊び感覚で楽しんでいたそうです。

最近困っているコトは?

「劇団員が増えない!」

2006年結成の劇団lovepunkの一員として、年に1〜2回舞台に立つ由香さん。

由香さんがハムハムと呼ぶ羽村英さんから映画監督の高原秀和さんを紹介されたことがきっかけとなり、高原さんが主宰となって結成されたlovepunkは当初10人程度の女優がいたものの、現在は3人になってしまいました。

「結婚を機にみんな辞めてますね」

脚本演出が男性で、舞台に立つのは女性のみというlovepunk。女性の暑苦しさや鬱陶しさ、ドロドロした関係性を描く芝居で、とにかくパワフルな内容で、

「大変そうだからって(誘っても)断られる😢」

お芝居とは違って劇団員同士の人間関係は良好で「女性だけだから逆にドロドロしてない」そうです。

最近ハマっているコトは?

「ゴルフ」

グアムへゴルフ旅行した様子をTwitterにアップされていましたね!

海を横切るコースもあるんですよ、という話を聞いて(プロゴルファー猿にそんなシーンあったな…)などと思い出してました😅

年を取ったと感じるコトは?

「いろいろ緩んできた、かな…。頑張らなくなってきた。体もユルくなってきた笑」

とおっしゃっていましたが、スタイルもいいですし全然そうは見えません!!

スポーツジムに通ったことはなく、「お金をかけずにどこまでやれるか」を目指して、時間ができると水泳しているとのこと。

子供の頃から泳ぐのは得意だそうで、今でも区民プールに行くたびに2キロくらい泳いでいるそうです。

連続して2キロ泳ぐのは相当大変なのかとおもいきや、ある程度泳ぐと苦しさの向こう側に行ってしまいいつまででも泳げる快感がきてしまうスイマーズハイの状態になるのですが、プールの時間チケットを買うと2キロ泳ぐ時点で制限時間を迎えるので、体を酷使しないためにもちょうどいいのかな~とのことです。

3つのターニングポイント

「1つめはカーレンジャー出演」

高校3年生の秋にオーディションがあり、戦隊とは知らされなかったものの、「カップラーメンが伸びちゃう」などの変なセリフでテストされたそうです。さすがカーレンジャー一味違うぜ…。

「高3で、進学や就職など他の進路は考えなかったんですか」と原田さんからもっともな質問には、「カーレンジャーが終わってから考えようと思っていたけど、終わっても考えなくなっちゃった笑」

ゴーゴーファイブは素面のキャストもメットとスーツを装着しての撮影が頻繁にあったことから、毎日撮影所で待機しているような過酷な状況だったため、カーレンジャーの撮影は「週に3、4日」と聞いて原田さんはしきりに羨ましがっていました。

「カーレンジャーは普通の会社員で弱い設定だったから。ただ集まって話し合うだけなのにわざわざ変身してから集合したりして笑」

カーレンジャーはスーツアクターさんも変身前のような演技が頻繁にありましたね。

原田さんも「爆笑戦隊でしょ」と言う感じであまりカーレンジャーはご存知なかったようですが、ゴーゴーファイブとのあまりの違いに俄然興味を惹かれたようでした。

カーレンジャー撮影中、土門直樹役の増島くんが由香さんに「いつか身長抜かすから!」と言っていたのに、由香さんも身長が伸びてしまい、とうとう追い抜けなかったというエピソードが披露されましたが、幼稚園の頃から身長が高かった由香さん。

身長が高いなりに悩みもあり、合う服がなかなか見つからないそうで今でも苦労されているそうです。

「荷物を持っていても(大丈夫そうだと思われて)男性が助けてくれない」と笑いながら話していたのも印象的です。

カーレンジャーで印象に残っていることを聞かれ、「う〜ん」と思い出しながら後楽園でのショーの思い出をお話されました。

カーレンジャーらしくないストーリーや演出に由香さんたち出演陣とショーの制作陣の間で溝が生まれ、「演出家に挨拶しても毎回無視された…たぶんカーレンジャー好きじゃなかったんだろうな」と呟いてらっしゃいました。

テレビ本編と大きく違うショーの内容に戸惑う子どもたちやファンが多かったと思います。その中で、素面の戦士たちが出て来るシーンだけはファンを楽しませるため、そして『カーレンジャー』を見せるための影の努力や強い思いが垣間見えたように思いました。

戦隊シリーズは1年間という長期間に渡って撮影が続くため、キャスト陣も人間関係が悪くなることがあるそうで、「ゴーゴーファイブもありましたがカーレンジャーはどうですか」という質問には、実名をあげて仲が悪かったメンバーがいたものの、上杉実役の福田さんが間を取り持ってくれてすごく揉めることにはならなかったそうです。

いろんなところで言われているけど、福田さんはカーレンジャーの要だな〜と改めて思いましたね。

メンバー間の人間関係はスーパー戦隊オフィシャルムックの岸さんインタビュー記事を読んでなんとなく感づいていたので、答え合わせができてちょっと複雑な気持ち😅

「撮影自体は本当に楽しくて、アフレコもアドリブだらけだったんですよー」というと、過酷な撮影だった原田さんはしきりに「いいなーー!」と言ってました。

「2つめのターニングポイントはlovepunk旗揚げ」

由香さんは他の演劇を見に行くことはあまりないそうで、演じるほうが好きなのかなーと思いながら聞いていました。

「3つめのターニングポイントはこれから来るかな?」

3つ目は人生の山や谷を深刻に受け取らない楽天的な感じがでていて、由香さんぽい答えだなって思いました。

身近な将来の夢は?

「lovepunkを常に満席にしたい!」

落ち着いた芝居は嫌いで、笑いの中に切なさを感じられるお芝居が好き、という由香さん。

それは激しく歌い暴れるlovepunkのお芝居そのもので、lovepunkが心から好きだからこそたくさんのお客さんに見てほしいと思ってらっしゃるんですね。

ちなみに歌声は高いキーが出ないという話が出たとき、『Merry Christmas from Carranger』のときも歌声を機械で調節して高くしてもらったそうです。へぇ〜知らなかったー!

60歳になったとき何をしてる?

「女優」

やる気をもって飛び込んだわけではなかった芸能界でしたが、福田さんに「芝居ってな、こう考えたら楽しいんだよ」と折りに触れて言われて、次第に演じることの楽しさに目覚めていった由香さん。

すげーな福田さんの影響力!!!

年をとっても女優をしていたいとはっきり宣言されていて、「カーレンジャーの続編オファーがあったらどうします?」「OKします」って即答してくださってめちゃかっこいいと思いました。

ちなみに「続編でも戦わないと思う笑」って、カーレンジャーだから有り得そう笑。

という2時間のトークイベントでした。

休憩時間に、日本ランド カーレンジャーショー(1997.12.21)の写真をお見せしたときは、緊張で手が震えちゃいましたが、「懐かしー!」と喜んでいただけて、そして覚えていてくれてとてもとても嬉しかったです!

おしまい。

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