上杉実の言う「関西風のきつねうどん」とは何なのか?【道頓堀今井編】

道頓堀今井きつねうどん




激走戦隊カーレンジャー40話で、グリーンレーサーがボーゾック怪人のOOバットンを自宅に招き、きつねうどんをふるまうシーンがあります。

「きつねうどんはなぁ、関西風がなんちゅうても一番やねん! 体もめちゃめちゃ温まるぞ!」

この「関西風うどん」になんだか引っかかりました。定義はあるのか。

そもそも上杉実はたこ焼きもうどんも関西が一番と言っているのに、日本三大うどんの候補にも入ってないじゃないか。

「関西風うどん」とは一体何なのでしょうか。

大阪のうどんの特徴

関西と言っても範囲が広いので、上杉実の出身地大阪にしぼることにしました。

大阪府製麺商工業協同組合のホームページによると、大阪のうどんの特徴は主に3つ。

  • 麺はつるっとした喉越し、もちもちした食感。柔らかくて断面は丸い。
  • さば節、うるめ節、昆布などを大量に使って出汁を濃くとり、薄口醤油で味をととのえる。
  • めん、だし、具のバランスが取れている三位一体の美味しさ

 

言われてみると、「それな!」と大学時代が蘇ってきました。

大阪の大学に通っておりました当時、昼食はだいたいきつねうどんを食べていました。安くて腹が膨れるものですからね。

しかし関東出身の私には、パスタを太くしたような丸い麺も色の薄いおつゆも、当初は違和感しかなかったのです。
なにしろ麺の存在感が薄いし、全体的にお上品すぎる感じです。

私が食べ慣れたうどんは、麺がもそっとしていて野菜も肉も手当たり次第に鍋に入れ、つゆは黒く……いわば野武士のようなうどんです。
それに比べると学食のうどんはお公家さんのようで物足りなく思えたのです。

でも「大阪のうどん」だったからこそ、毎日食べられたのかもしれません。
野武士を毎日食べるのは重すぎる。

道頓堀今井のうどん

そんなことを考えながら40話を見ていると、なんだか猛然と「上杉実の作ったうどん」が食べたくなってきました。

その為にはまず、「関西風うどん」を知る必要がある。

折よく、大阪うどんの名店「道頓堀 今井」が渋谷の東急百貨店の催事に出店していました(すでに終了)。

家族が行くというのでお土産にきつねうどんを買ってきてもらいました。

今井のきつねうどんセット

めん、濃縮つゆ、揚げ、刻みネギ、七味とうがらしのセットです。完璧ですね。

2倍に薄めたつゆを煮立たせて、めんを投入。めんが少し膨らんだら先に器にもって、具を載せてからおだしを注いで出来上がり。

めっちゃ簡単ですね!!

完成!きつねうどん!

かまぼこはセットの中に入ってないんだけど、実さんのうどんのなかにあったので入れてみました……。

食べる前から出汁の香りが立って、食欲をそそります。

めんはつるっと柔らかく、喉越しがいいです。

お揚げはやや甘めの味付けながら、だしや麺の邪魔をしていません。まさに三位一体!

 

食べながら、なんだか「お母さん」のようなうどんだなぁって思いました。

病気で食欲がないときに、食べやすいように柔らかく薄味で茹でてくれたうどん。

そうか……グリーンレーサーが「関西風のうどんは温まる」と言っていたのは、お母さんの温かみなのか。

実さんはお母さんだったのか……。

 

きつねうどんを食べ終わる頃には、すっかりバカになっていました。

しかし思い出してほしい。上杉実さんの給料は17万8千円。今井のきつねうどんは通販で800円弱。

個人的には彼の給料額に疑念を抱いているものの、突然の来客に大阪の名店のうどんを出せるとは思えない。

 

大阪のうどんの味はわかったので、今度は「上杉実のうどん」の再現を目指したいと思います!


スポンサーリンク
スポンサーリンク