入場前の様子
現場に1時間前に着いてしまったものの、イベント参加者らしき方たちがすでにたくさんいらっしゃって、先行販売のTシャツ購入のため列を作っていたり、キャスト紹介のデジタルサイネージを撮影していたりと、始まる前からワクワクした雰囲気に包まれていました。
ロビーでも挿入歌が流れていて気持ちがたかまり、会場の「シアタス調布」がギンガマン一色に染まっているかのようでした。
ギンガブレスを装着している大人は多く見かけました。わかりやすい!笑
大きいギンガブレス着けてるガチョラ、かわいいね。
ガチョラはイベント中もゲストのアシストしたり、休憩時間に参加者さんとの記念撮影に応じたりなど、ゲストからは「ガチョラのなかに(今回来れなかった)ヒカルが入ってる……?」とからかわれる一場面もあるくらい、八面六臂の大活躍でした!
最初の挨拶
20年前の作品イベントですから定員500人の会場を使うことに逡巡があったそうですが、前回『電磁戦隊メガレンジャー』で使用した定員200人の予約が瞬殺したことや、支配人からのゴーサインが出たことで、主催の高寺成紀プロデューサーも腹を決めたそうです。
予約直後に半分が埋まったものの、経験上「そこから満席になることはない」と思っていた座席にじわじわと予約が入り続け、最後まで残り続けた後列の左右席も、Koji(末吉宏司)さんのゲスト登壇決定発表直後に予約が入って無事に完売の運びに。
イベント開始直後なのに、高寺成紀さんがいきなり涙を拭っていてちょっと驚いてしまいましたが、主催としては満席にホッとしたことでしょうね。同時にギンガマンファンたちの底力も感じました。
「年をとると涙もろくなって……」と照れながらお話くださいましたが、おかげで500人もリラックスできたと思います笑。
そしてゲスト入場。
最初に挨拶されたヒュウガ役小川輝晃さんは「自分が『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』に出ていたかどうか覚えていない」と不安になるような発言笑。
ハヤテ役Kojiさんはサングラスをかけ、見た目も厳つい雰囲気を漂わせて登場。「ギンガマンの頃は猫かぶってました」とおっしゃってましたが、ギンガマン愛が言葉の端々に感じられました。
それに他のゲストのマイクの調子が悪いとみるやすぐに自分のマイクを回したりと、気遣いや観察眼がするどい方だなぁと思いました。人を見た目で判断してはいけない!笑
サヤ役宮澤寿梨さん、青山勇太役早川翔吾さん、城ヶ崎千里役たなかえりさん、歌手の宮内タカユキさん、プロデューサー補の岩松豪さんが紹介されました。脚本家の荒川稔久さんは開催が来週だと勘違いしていてVシネマ上映後の遅刻参加になりました笑。
そして高寺さんが「みなさん、あの辺りに向かって呼びかけてみましょうか」と会場をざわつかせ、「リョウマーー!」とみんなで呼んでみました。
「じゃあちょっとだけギンガの森のことを話そうかな」
最後列からすぅっと立ち上がったリョウマ役の前原一輝さん!!階段を駆け降りてくるのが、後楽園ゆうえんちヒーローショーの「素顔の戦士たち」の演出と重なり、気分はちびっ子に戻りましたね。
リョウマ「銀河を貫く伝説の刃!星獣戦隊!」会場「ギンガマン!!」って最高すぎでしょ…。
登壇するなり「ずっと中腰で待機してるの辛かった」とか笑わせてくれるし、打ち合わせしていた立ち位置も忘れて小川さんとの息の合った掛け合いも見せてくれて、明るく元気な前原さんに会えて本当に嬉しかったです。
立ち位置を指摘されたときは「やっぱり兄さんの隣じゃないと」って!!
ウヒョー!ほのおのきょうだい!!!
「ギリギリまで来れるかどうか分からなくて(結果として)サプライズになっちゃって」と、ご自身のお仕事も忙しいなか駆けつけてくださって、ありがとうって最上級でなんていえばいいの……!!?とか内心興奮の極みでしたよ!
『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』上映
高寺Pが男気を見せてくれたお陰で、ものっっすごい大きなスクリーンと極上の音響という素晴らしい環境のなか、スタッフ・キャストとファンが一緒に観る貴重なイベントになりました。
迫力ある上映環境がスペクタル感あふれるストーリーにマッチして完全に没入してしまいましたし、共闘シーンはめちゃくちゃ胸が熱くなりました!!
上映終了して場内が完全にギンガの森と化したところで、「ヒュウガ、最初から出てましたね……なにか(籠)編んでましたね」。小川さんが呆然とした顔で言うの面白かったです笑。
そのほか、Vシネマに関する発言。
- 小川さんは撮影が休みの日に竹田道弘アクション監督に呼び出され、虚無八のスーツアクターを務めた(カットが一呼吸長いのはそのため)。
- ギンガマンが現代人の服を着るシーンは俳優さんたちの本当の私服で、長石多可男監督の発案&お気に入り。
- 長石監督が何かとヒュウガで画面を締めるので、高寺Pが監督と小川さんを呼んで怒った(「リーダーでもないのになぜヒュウガ!?」監督は小川さんが好きだったのではないかという皆さんの推測)。
- 健太がサイバースライダーにリョウマを乗せて、リョウマが炎のたてがみを出すところは特に「健太がめっちゃふざけて楽しく演じている」。
- 健太とリョウマがギンガの森で寝転んだ場所は那須高原の牧場。前原さん「あの場所は臭かった思い出しかない。牛の糞だらけなのでなるべく落ちていないところを狙って寝転んだ」
- 前原さん「リョウマ『なんだって!?』ばっかり言ってましたね笑」
- 長石監督が亡くなる直前まで前原さんと年賀状のやり取りをしていた。脚本の小林靖子さんとも、今もゆるく繋がっている。
- 早川さんのお母様も撮影を見守られ、当時キャストの方々に手編みのマフラーも差し入れされた。たなかさん「私ももらったんだっけ?」
- ギャラクシーメガのコックピットのセットはばらしているので、セリフに合わせたシーンを本編から流用した(たなかさんも知らなくてびっくりしていました)。
この辺からだいぶ記憶が怪しくなってくるんですが、フォトセッション後休憩に入ったと思います。
ギンガマンらしいポーズを求められ、前原さん「人の命は地球の未来!」って救急戦隊ゴーゴーファイブのセリフ言い出して高寺さん進行役やツッコミ役で大忙しだなって思いました。
会場全員で「ギンガ転生!」ポーズして、戦士たちと一緒に写真撮影って改めてすごい神イベントだったね……
前原さんは引退されているので、公開しない写真に入ってくださり、公開するほうの撮影からは抜けていましたがニコニコしながらご自分のスマホでみんなを撮影していました。
ヒァー可愛すぎかぁーー!と思ってたので、記憶に残ってないのも致し方ないのでは??(言い訳)
宮内タカユキさんミニライブ
若林Pが宮内さんのファンでゲストに招いてくださったそうです。
宮内さんは大病をされたそうで、お身体に不自由を抱えながら歌手活動を続けているとのこと。
今回は挿入歌「銀河の王者 ギンガイオー」と「ギガライノス! ギガフェニックス! ギガバイタス!」を披露されました。
生歌の圧力がぎゅうぎゅうですごい。込める思いが歌声を聴いているだけで伝わってきて、圧巻でした!
後遺症の残るお身体で2曲続けて歌うって相当大変なことだと思うのですが、そんなことを感じさせない強さが宮内さんからも発せられていました。
歌詞解説
「銀河の王者 ギンガイオー」は脚本家の荒川さんが作詞を担当されていたので、ご自身による解説コーナーもありました。
クリエイターの思考過程をなぞるようで、とても興味深かったです。
荒川さんいわく「相当難産だった」そうですが、作曲家の佐橋俊彦さんから「荒川さんの歌詞は作曲しやすい」と評価されていたことを、今回高寺Pから初めて伝えられた荒川さんちょっと嬉しそうでした。
初稿はほとんどギンガイオーの設定がほとんど何もなく、荒川さんも「大転生とは?」という状態からスタート。タイトルも「ギンガイオーのうた」ってそのままですね。
宇宙刑事ギャバンの上原正三さんの作詞を意識したという荒川さんの発言からすると、「輝く王者ドルギラン」リスペクトなのでしょう。
初稿は「これギンガイオーじゃなくても良いですよね」という高寺さんのツッコミが入ってボツ。
二稿からガルコンボーガンや銀鎧剣という固有名詞がでてきます。
三稿では高寺Pの赤ペンが入って「星獣来たぞ」ではかわいい印象になるので「来たぞ星獣」に変更されたり、「ここにもっと熱さほしい」ってコメントから「熱く」とか「燃え上がる」といった言葉をはめ込んでいく様子の解説には、ものづくりの楽しさが見えてきてとても良かったです!
歌詞解説は短い時間でしたがすごく面白くて、こういう解説だけのイベントもやってほしいな!!
トークコーナー
最前列の座席の背もたれに名前の書かれたA4サイズの紙が貼られて、ゲストの皆さんはその席にすわっていらっしゃいました。
壇上に上がる際にKojiさんがいたずらして宮澤さんの背中にその紙を貼ったり、宮澤さんがKojiさんに貼り返したりと、子ども並みにふざけあってましたよ!
前方の席だったのでたまたま見えたのですが、キャストのみなさんがキャーキャーしていて、同窓会気分なんだろうなぁって微笑ましく思いました笑。
会場では20周年記念Tシャツが先行販売されていて、後半コーナーではゲストも着ていました。
前原さん「着せられてるわけじゃないですよ!?着たくて着たくて!」
小川さん「嘘が下手か笑」
あまり覚えていないんですけど、たなかさんと宮澤さんと荒川さんがボックデザイン。前原さんとKojiさんがエンブレムデザイン。早川さん若林さんがバルバンデザイン。だったと思います💦
イベント開催前にツイッターで質問や「ギンガマンのここが好き❤」を募集していましたが、取り上げられたのは「星獣だけで一年を通して合体ロボットを出さないという高寺Pのこだわりのために、ギンガイオーの登場が遅れたという噂はほんとうですか?」という質問だけでした。
「星獣で通す方針はB社から出たもので自分のワガママではない。自分は怪獣がすきだから個人的には嬉しかった。ギンガイオーの登場が遅くなったのは、おもちゃの安全性テストに時間がかかったため」と高寺Pが回答していました。
この辺の話はスーパー戦隊オフィシャルムックに掲載されていましたけれど、それはさておきこういう噂の出処ってどこなんでしょうね??
トークコーナーはギンガマンのオーディションから始まって撮影中の裏話など、ファンが知りたかった秘話が満載のうえ、登壇者もこの場で初めて知ったというエピソードもあり、時間がすぎるのが一瞬に感じられました。
それにしても皆さん、20年前のことをよく覚えていらっしゃいますよね〜!それだけ、ギンガマンとして過ごした時間が濃厚だったのかも知れません。
とくに前原さんはしゃべりっぱなしだしサービス精神旺盛で、とても頭の回転の早い方なんだろうなぁという印象を受けました。
前原さんのお話で覚えてるとこ。
- 照英さんとはオーディションのとき一緒に電車で帰ったりして仲良くなっていった。最初は前原さんのほうが年下だと思っていたし、照英さんに「日本人ですか?」と訊いた(小川さんも初めて対面したロケバスので会話して「日本語が上手ですね?」と言ったそうです)。
- その後、照英さんのことを話題に出すたびに「シャウエイ」「ゴリラ」呼びする前原さん。
- 照英さんの本名が「てるひで」だと初めて知る高寺P。
- リョウマ役が決まったときに「プライベートも他のメンバーをまとめるんだ」と言われ、遅刻しないように宮澤さんにモーニングコールかけたり、家が近い照英さんとタクシーに同乗して宮澤さんのマンションまで迎えに行っていた(それでも寝てる寿梨ちゃん😴)。遅刻しそうなのに部屋から出てこないし、早朝なのでチャイムを鳴らしたり大声で呼ぶわけにも行かず苦労したそうです。
- 過酷なスケジュールで撮影する毎日だったので、中盤では疲れとストレスで頭がおかしくなっていたかもしれない。勇太を押さえつけてカンチョーしてガチ泣きさせた。
- リョウマはやりたい役とも自分自身とも違う方向性だったのでストレスが多かった(やりたい役はTRICKの石原のような役だった。隣の小川さんを「兄ぃ!」と呼んだり、謎の広島弁が一瞬出ました)。
- 大事なシーンで小川さんが気持ちをつくっているときに「よく戦隊を2回目を引き受けましたね!?おれは2回目は無いですよ!」と言った。
- 「20年ずっと訊きたかったんですけど……おれたちの苗字ってなんですか?勅使河原リョウマとか?山下ハヤテとか?」(高寺P「苗字があるとファンタジーっぽくなくなっちゃうから」だったと思います)
- 自分の子どももギンガマンを観る。感想は「古ッ!合体してるときに攻撃すればいいのに!」。バルバン寄りの見方をしている。
- 「ハヤテもゴウキも女性絡みの回があるのにリョウマは勇太やヒュウガ絡みしかなかった……」
- 10話ぐらいの撮影中に、メインライターの小林靖子さんに「これからリョウマはどうなるんですか?」と訊いたら「死ぬ」と真顔でバッサリいかれそのまま立ち去られたので、リョウマの衣装で笑顔のまま固まってしまった。高寺Pや若松Pもその場にいて、いっしょに固まった。「靖子さんなりの冗談だよ〜」と高寺Pからフォロー笑。
- 初めての撮影はオープニングの炎のたてがみ。設定もよく知らない段階で、竹田道弘アクション監督から「お前は手から火をだすんだよ!!」と言われ頭の中が「??」でいっぱいになりながら出来上がったのがあの映像。
トークコーナー最中に、Kojiさんと早川さんが観客席を回る一場面もありましたね。
最後まで予約の残った後方の左右の席がKojiさんのゲストが発表されたことで埋まったので、満席はKojiさんのおかげなのでお礼に、という高寺P発案でした。
少し照れながら立ち上がったKojiさんと「なんの貢献もできなくてすみません!」と笑わせてくれた前原さんの対比が面白かったです。
Kojiさんはギンガブレスも持参していて、ギンガマンへの思い入れが相当あることをトーク以外でも感じさせてくれました。
- 高寺P「ハヤテが後楽園の『素顔の戦士たち』最終日で号泣していたのをみて、彼が一番ギンガマンへの愛が深かったんだとその時初めてわかった」
- ギンガマン以前は不良役ばかり演じていたので、マネージャーから「スエ、ギンガマン決まったぞ」電話をもらったときに爆笑しながら「断って!」と言った。正義のヒーローを演じられる自信もなかった。ギンガマン以後は刑事役なども増えていった。
- ハヤテは堅物でクールな役どころだったので、コメディ回でも抑え気味。トマトのときは真面目にやることで可笑しさを出そうとした。
- シェリンダ役の水谷ケイさんは今でも飲み友達で、「ケイ姉」と呼んで慕っている。
- シェリンダからはライバル視されていたが、ハヤテにはフィアンセがいるので(ほかの女性に関心がなく)シェリンダの名前を知るのは最後。「だからシェリンダとしてはそれも屈辱だったと思う」
- ギンガグリーンの竹内康博さんと話し合って演技を揃えたり設定に肉付けしていった。
- 前原さん「アフレコのスタジオに大きなバイクに乗ってきてた」
- ギンガマンを演じる前に、じつは後楽園の野外劇場に立っている。子供のころ弟と一緒に野外劇場に行って、弟が舞台に立つように選ばれたのに泣いて嫌がったので、代わりに行って『フラッシュマン体操』を踊った。
サヤちゃん役の宮澤さんのお話はあんまり覚えてなくてすまんー💦
というか、トークコーナーは半分以上前原さんがお話してくださったんじゃない??(体感)
- 宮澤さん『二人のサヤ』回が好き。荒川さん「ギンガマンは戦士たちなのでそういう人たちの話を書くのは苦労する。日常空間にサヤを入れるという発想で書き上げた話」
- サヤがヒュウガにどういう気持ちを抱いていたのか、エピソードが深掘りされなかったので20年間ずっと疑問だった。高寺P「深く関わる話もあったけれど、全体のバランスをみたときに収まりきらないのでお蔵入りに…」
小川さんは静かに落ち着いていらっしゃって、渋くてとてもカッコよかった〜〜!
でも話しはじめると止まらないし、とは言え静かにしていても司会の高寺Pからツッコミが入るという、やや損な立場だったんじゃないでしょうか笑。
前原さんと息の合った会話もすごく楽しかったです!
- 高寺Pから「戦隊2回目だから、自分が見本にならないとというような気負いはありましたか?」と訊かれ、「最初はあったけど、岩場での撮影で掌を深く切ってしまい、『これはダメな見本です』と監督に言われた。それに見本になろうとしても1話で死んじゃうし笑」
- ヒュウガが笑い上戸というシーンは1回しか出てこなかったけど忘れられた?(若松AP「取ってつけた設定に思われるかもしれないが、じつは初期から決まっていた」)
率直に言うと、早川さんは裕太の面影がほとんど残ってなくて「これが20年経つということか!」って思ってました。
- 学校も休んだり遅刻早退しながら撮影に臨んでいた。学校じゃないけれど撮影は楽しい場所だった。
- スタジオ撮影中の記念写真は早川さんのお母様が撮ってくれたもの(会場にもお母様やご家族様がいらっしゃっていました)。
- 早川さんを腕にぶら下げるゴウキを見ながら、前原さん「完全にゴリラですね!」
電磁戦隊メガレンジャーの途中から星獣戦隊ギンガマン終了までプロデューサー補として入っていた若松豪さん。
高寺Pを始め、スタッフからかなり鍛えられたというお話でした。
- ファンタジーの世界観を確立するため、設定は相当詳細に詰めた。高寺Pや田崎竜太監督、脚本の小林靖子さんたちと連日10時間の会議だった。今振り返っても、あんなに濃密な会議は他にない。
- 会議や撮影を終えてから、高寺Pから毎日サブタイトルや技の名前などを考えてくる宿題を出された。睡眠時間を削って考えても100個出しては全ボツ、また100個出しては全ボツだった(高寺P「固有名詞の7割は若松Pの案が採用されている」)。ボツにされ続けるので開き直ってブルタウラスにズテーキ(牛→ステーキの連想)って出した。高寺さんはそういうの嫌いじゃないって気づいた笑。
トークコーナーと最後の挨拶と混じってるような気がしますけど、こんな感じだった気がします〜!
最後の挨拶
宮澤寿梨さんの挨拶。
予約完売と聞いていても、実際に席が埋まるかどうか、ここに来るまで本当に不安だった。20年前の作品なのに500人もの客席で開催してもらって、それなのに人が集まらなかったら責任も感じるし。でも満員の客席を見たら嬉しくてホッとして胸が一杯になった。
涙を流しながら、ときおり言葉に詰まりながらお話してくださったんですよねー!
壇上も客席も黙って見守っていたけれど、一人ひとりの胸にいろんな思いが去来したと思います。
わたしも心がジーンと熱くなってしまいました。
Kojiさんがそっとハンカチを寿梨ちゃんに差し出して、男前だった!
そして、小川さんの挨拶はとても勇気のいったことだと思います。
サスケやヒュウガが嫌いでした。自分はああいう人間ではないし、サスケやヒュウガがを演じたことでその後もそういう役を求められ続ける。役者として、過去に演じた役はどんどん捨てて新しい役に挑戦しなきゃいけないのにそこに縛られ続ける。数年前から、こういうイベントに出るのはやめようと決めた。今回も出るかどうか悩んだ。一年間演じたことでサスケやヒュウガは僕のなかに今もいる。重い存在。それは、引退した人たちも変わらないと思う。今日は来てよかった。
ギンガマンが好きな500人の前で、最後に言うこととしては重い言葉だし、それだけに悩みも深かったと思います。
嫌いでした、という言葉のあとの沈黙が長く長く感じられましたし、泣きながら絞り出した言葉の一つ一つは苦しい本音が込められていました。
ヒーロー番組やイベントに多数出演してファンを喜ばせ続けてきた小川さんはヒーローを演じたことを誇りに思っているんだとばかり思いこんでいたわたしにとって、それとは正反対の本音に衝撃を受けました。
今回も小川さんが来てくださったからこそヒュウガに会えた喜びが強かったので、「いつまでも求められ続ける」のはその通りなので聞いていて苦くも感じたんだけど、葛藤を抱えながらも向き合っている小川さんは強い人間だと思いました。
でもヒュウガと小川さんは切り離せないし、小川さんが演じたからヒュウガになったんじゃないかな。
ヒュウガに会いたいって気持ちは小川さんに会いたい気持ちと同じなんじゃないかな。
なんてことを帰り道に考えてました〜わたし頭悪いのバレバレ〜。
最後は会場全員で『はだしの心で』合唱でした!
もう言葉にならないくらい感動したので、胸が詰まって歌おうにも歌えなかったお客さんも多かったのではないでしょうか。しかもギンガマンたちと一緒に歌うんですよ、こんな泣かせる演出ズルい〜〜!!。゚(゚´Д`゚)゚。
巨大スクリーンには、撮影時のオフショットや後楽園ゆうえんちヒーローショーの写真が映されて……エモみの極み。
感謝祭というタイトルなのに、こっちが感謝したい気持ちに包まれた素晴らしいイベントでした!
イベント後の2/23、怪獣ラジオ(昼)で高寺Pが「お客さんの空気感がゲストの背中を押して、しゃべってくださったこともあったと思いますよ」っておっしゃってて、本当にそうだよね〜と頷いていました。
あの一体感とか雰囲気は説明できないんですけど、イベントの間だけはギンガの森になったんですよね!
心に残る時間を過ごせました、ありがとうございました(´;ω;`)
【はだしの心で感謝祭】@ac_chofu
会場に集結したゲストと観客の #ギンガマン に対する熱い気持ちと、感謝祭を盛り上げたいスタッフの真摯な気持ちが一つになって、和やか且つ、嘘のないトークが披露されたひと時。子供番組に集う人々のまっすぐさを改めて感じたイベントでした!#gingaman#怪ラジ pic.twitter.com/LBYD5Et7Fk— 怪獣ラジオ(昼)@次回は2月23日(土)13時から! (@kaiju_cfm) 2019年2月18日